こんにちは!福井県や石川県などの北陸三県を中心に構造物補修工事や橋梁補修工事、伸縮装置取り替えなどを全国対応で承っています株式会社保田工業です。
弊社が行っている、橋梁の伸縮装置の設置及び取り換え工事ですが、実は橋の種類や構造によって工事内容が異なります。
今回は、橋梁の種類と伸縮装置の選定についてお伝えします。


橋の種類はおおむね2種類


国内の橋梁は大きくわけて2種類であり、「鋼橋」と「PC橋」に分類されます。
鋼橋は鋼板とボルトを組み合わせて作ります。
鋼は鉄に様々な化学元素を加え、熱処理したものであり、非常に高い強度と弾力性があるのです。
高い強度や複雑な形状にも対応できるという長所がある一方で、錆に弱いため塗装が必要であることや、弾力性が強いため非常に揺れやすい(弾みやすい)という短所もあります。
PC橋は、コンクリートを圧縮して作るものです。
コンクリートにあらかじめ負荷をかけることで生成される「プレストレストコンクリート」を用いるのでRCより強度が高く、コスト面で優れていることが長所になります。
一方で、コンクリート特有の劣化が避けられないので、メンテナンスの頻度は鋼橋より高くなります。


ポイントは線膨張係数

伸縮装置の選定にあたってのポイントは、「線膨張係数」です。
線膨張係数は「温度が一度上がる(下がる)ごとの長さの変化率」を数値化したものであり、数値が大きいほど、温度による長さの変化が大きいことを指します。
この係数を鋼橋とPC橋で比べた場合、鋼の線膨張係数はPCの1.2倍です。
そのため、鋼橋はPC橋に比べて大規模な伸縮装置が必要になるといえます。


新設伸縮装置の設置

伸縮装置の設置については、材料から熟考する必要があるのです。
鋼材は弾力性が強く、線膨張係数が大きいことから、いわゆる「撓みやすい」橋であるといえます。
そのため、伸縮量の大きな橋に対応できる鋼製伸縮装置を採用することが多くなります。
一方で、PC橋は桁厚が薄い造りであるなど、比較的小規模な橋として作られるため、伸縮装置も小型の製品を選択する方が良いでしょう。


保田工業へご相談ください!


今後、国内の橋梁は老朽化が進むため、補修工事のニーズはさらに高まると推測されます。
弊社は構造物の補強・補修工事を通じて、さらに安定した社会インフラの整備を実現したいと考えております。
最近では、会社隣県の石川県の橋梁補修工事も多く承っております。
北陸三県を中心に全国各地の施工を承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後までご覧いただき誠にありがとうございました。


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